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■ 百万式弐型・宝雲


◯百万式弐型・宝雲

 「メガしきマークツー・ほううん」と読む。
 オープンコースに進んだスドウ・シュンスケが、百万式を参考(ベースではない)に開発した高機動ガンプラ。
 

 ジュニアコースにおいては世界戦に進むことが出来なかったスドウ。特に最後の大会では自身でガンプラを作成することを放棄してまで勝負に徹したにも関わらずその夢を果たすことができなかった。
 進学し、オープンコースへの参加資格も得た彼であったが、その心は長く深い葛藤に苛まれていた。
 

 ある夏休み。彼は自分を見つめ直すためあてのない一人旅に出る。幾つかの出会いと経験を経て、突如襲った雷雨を避けるべく立ち寄ったある古寺で、一人の老僧と出会い、少ないながらも言葉を交わす。
 激しい雨と魂を打つような雷は、特に雷を厭うわけではない彼の体すらすくませるに十分だった。そしてそれが過ぎて外に出ると、そこには目の覚めるような青空と、天を抜けるような入道雲。
 


 「自由に空に立ち、自由に雷を撃つ。雲というヤツはなんとも自分勝手じゃのう」
 老僧が何気なく口にしたその一言がスドウの天啓となった。あの雲のように自由に空を駆け、敵を撃つ。そんな「自由」さこそが彼の求めたものだったのではないかと。(この感覚はイオリ・セイが少年期に得たものと極めて近いと言える) 「勝利のために」とガンプラ製作を他人に任せていたことなど全くの的外れ。自分が自由であるためにはその愛機も「自由」の銘のもと、自らの手で生み出さなければならなかったのだ。
 

 旅を切り上げて帰宅した彼は、早速新作を開発にかかる。イメージはあの雲と雷。かつての愛機「百万式」はそのイメージに近かったものの、完全ではない。
 それまでのスランプが嘘のようにアイデアが溢れ、機体コンセプトもあっという間に定まり、わずか3日後にはおおまかに基本コンセプトを実現した素体が完成していたのである。
 

 ミノフスキークラフト、ドライブ等の最終進化型(という設定の)「ミノフスキー・スピーダー」を全身に装備し、あらゆる空間において極めて自由度の高い機動性を発揮する。V2等のミノフスキードライブは不完全であったが故に余剰エネルギーが光の翼となって放出されるが、本機能は出力を100%機動力に変換できるため見た目上ほとんどエフェクトが生じていない(※特殊なフィルターを通すと視認できる)。
 自機周辺に展開したフィールド外部からの応力を全て無効化(実際は透過、というのが近い)する機構であり、その結果反重力・完全慣性制御に近い高機動性を生み出すのだが、この機構は攻撃、防御にも応用されている。
 本機の特徴の1つである巨大な頭部は、高機動性を維持するための複合センサーと、フィールド制御、高速処理を行う特殊なバイオコンピュータ(一説には人型)を搭載しているためである。
 

 主兵装の「バスターランチャー」は砲内の圧力チャンバー、銃身のライフリングでこのフィールドが発生されており、極めて高いエネルギー(※大型ハイメガランチャー並)を数秒で圧縮、高圧の砲弾として高速射出することが可能となっており、驚異的な破壊力とある程度の連射性の確保に成功している。
 またシールドの表面には物理、非物理を問わず外圧を分散するフィールドが展開されており、見かけ以上の防御力(※対戦者曰く「重さ」)を発揮する。
 

 本機の基本戦略は「高機動による撹乱からの高火力砲撃」だが、最大の切札は遠レンジ→近レンジ超高速接近からの近距離砲撃、そこからの超高速離脱…すなわち「ゼロ距離砲撃」である。本機の特異な機体コンセプトで初めて可能となる戦術であり、極論すれば基本戦略はこの切札から目をそらすための擬態と言ってもいい。
 当然様々なリスクを伴う戦術でもあるが、以前の「勝つべくして勝つ」という発想だけでは真の強敵には立ち向かえないことをその身に刻んだスドウの覚悟の現れとも言える。

 本機によりオープンコースに参戦した彼は破竹の勢いで勝ち進む。そして地方大会決勝、相対するのはコウサカ・ユウマとその愛機「ライトニングフライルー」。「高機動高火力」というコンセプトは同様、しかしその在り方は全く異なる両者の戦いは、想像を超えた次元へと突入するのであった。
 

 なお本機は百万式を参考にはしているものの、実質的にはより上位の全く別物の機体となっている。これは百万式の製作者であるサカイ・ミナト本人が認めており、彼は本機の名称に「百万式」を付ける必要はない、堂々とオリジナルの名称を付けるべきだと主張したが、スドウは「この機体が生まれたのはあくまで百万式があってのことだ。この機体の魂を受け継ぐ意味でもぜひ継がせたい」として、「弐型」の型番とともにオリジナルネームである「宝雲」を与えたのである。
 なおこの命名に関しては、ガンダムSEEDアストレイにおいて叢雲劾が自機の改修者であるロウ・ギュールに敬意を評して「ブルーフレームセカンドL」と名付けたことも影響していると語っている。
 

 また、本機は基となった百万式の、更にその祖となる「デルタガンダム」を参考に、簡易的ながら高速飛行形態への変形機構を有している。元々破格の機動性を備えた機体であるため飛行形態は前面投影面積の小ささを利用した強行突破に用いられる事が多い(この辺りのコンセプトも偶然ながらライトニングフライルーと近い)。
 しかし、何故か飛行形態になるとミノフスキースピーダーの制御が上手く行かず、凄まじい突破力と引き換えに多量のエネルギーを消費してしまう。それ故スドウ曰く「変形機構はオマケ」とのことである。
 
 

 以上、脳内妄想設定。上記は当然諸々フィクションです。

 終了してすでに1年以上経過したBFT。の中でも傑作モデルであり序盤のボスであるところの「百万式」。そのまま作っても良かったのだが、当然何かしら改造を加えたい。でもどうしたものかな、と色んな方の作例を見てた所(※当時百万式は色んな改修がアップされてましたな)、「MH風に仕上げる」というコンセプトの作をいくつか発見。
 そか、元々ナガノ博士w作の百式ベース。それをスマートにした百万式は確かにMHぽい。そういえば私にはMHの中でも特に好きな機体がある。そう、クラウドスカッツ(ヴォルケシェッツェ)である。もともとエルガイムMk2好きであり、R3エルガイムMk2からクラウドスカッツ改造を目論んでいたところではあったが、サイズ感の都合で中々実現できないでいた。1/144の百万式なら上手くイケるかも・・・?

 と思って手を出したのが1年以上前の話(苦笑)。一度萎えて休眠させていたのです。
 いや何が大変かってその特徴的な「頭部」。既存キットのミキシングだけではどーしても合うパーツが作れない。何度も失敗した挙句、結局セミスクラッチという手法をとることに。
 しかし、実は私はスクラッチ初めてなのであるw 形状そのものはある程度理想に近く出来たが、正直表面処理等の完成度は褒められたものではない。幸いにも頭部だけなのでいずれリベンジも考慮している。

 ま、とは言え全体バランスで言えば結構好きなカンジに出来上がったように思う。「ブンドドできるクラウドスカッツ」って無いからねーw  某クスさん辺りからプラキットで出ないかねーw

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    ハンドル名:A.K.I ※読みは「アキ」でおk
    遅速性ミキシング型ガンプラビルダー。社会人。
    モデラー歴:数年。子供の頃は作ってたけど素組み+小改造のみ。その後ン十年ブランク。
    今に至るきっかけ:「フライルー」があまりにカッチョ良かったので。
    GBWC2012日本予選ファイナリスト(注:まぐれ)

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    「ミキシング」と呼ばれる複数のキットを組み合わせる手法が好き。というかそれしかやってない。
    作りながら厨設定を考えるのが好きであり、一定の評価を得ている(笑)。

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