正式名称:ヴェイガニア・ル・トーラル・イド。
古代ヴェイガン語で「ヴェイガンに伝わる緋の機神」を意味する。
古代ヴェイガン史に「初代Xラウンダーが搭乗したMS」として記載されている「ORヴェルトール」(※便宜上の呼称。正式名称は不明)を現代の技術で複製を試みた純正レプリカである。
そもそもの発端は古代ヴェイガン遺跡から高出力ジェネレータ「ゾハル」が休眠状態で発見されたことであった。EXA-DBの関与も示唆されているこのジェネレータ(※一部では複数存在するEXA-DBの1つそのものとも言われている)は調査の結果ORヴェルトールに搭載されているものとほぼ同一のものと判明したため、ORヴェルトールの再現が試みられる事となった。
しかし、現在最高の技術をもってしてもこの高出力ジェネレータを御することは容易なことではなかった。具体的には余剰エネルギーのコントロールが困難であり、数分もすると機体全体が過負荷に耐え切れずオーバーロードしてしまうような有様だった。
これを解決したのがXラウンダー能力によるエネルギー制御である。これは機体各所にジェネレータからのエネルギーを制御するコンデンサー並びにXトランスミッターを装備、オプション兵装である「ビット」を制御するのとほぼ同様の方式で機体内部のエネルギー制御、並びに機動制御を行うものである。
しかしこの方式でも余剰エネルギーを完全には制御しきれないため、常時Xトランスミッターからエネルギーの解放が行われている。その副次的効果として機体表面へのエネルギーフィールドの展開、フィールドエミッションによる加速効果などを生み出しており、結果として本機はその膨大なエネルギーの殆どを想像を絶する近接格闘戦能力に転化することに成功している。
しかしその代償として、本機に搭乗するパイロットのXラウンダー能力に異常をきたす例が報告されている。それは一般的なXラウンダー能力の暴走とは異なり、脳のX領域に「好戦的な2次人格」を形成してしまうというものであり、場合によっては主人格との交代もありうるという危険なものである。
機体制御のため「ゾハル」のブラックボックスに直接触れていることが原因と言われているが、詳細は不明である。
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※上記内容はフィクションです。公式のAGE設定とは何の関係もないことをご了承下さい。またAGEしか知らない若い方は「この話には別の元ネタある」ことをお伝えしておきます。
本サイトの名称「Id of Radiance」の大本の由来はこの「ヴェルトール・イド」だったりします。私、ヴェルトール・イドがとても好きでしてねぇ。「一番好きな人型メカを一つ挙げよ」と言われたら今でも「ヴェルトール・イド」と答えるくらいです。
しかし誰が悪いのかは知りませんが世の中ゼノギアス系のプラモデルやらガレキやらはほっとんど見かけない始末。時々行われるコトブキヤの商品希望にもう何度「ヴェルトール・イド」って書いたかわかりゃしない(笑)。まあ基本的には大人の都合によるものだろーからダメ元以上の期待感はこっちももっちゃいないんですけどね。ケッ。
無ければ自分で作るしかない。事実そーしてフルスクラッチしてる人とか時折見かける。でも自分にはフルスクラッチであんなん作る技術は無い。ならば既存のキットを改造するしかない………と、数年前から思い続けており、実はそれらしいキットを使ってなんどか試みていました。例えばリボーンズガンダム。例えばエンゲージSR1及びSR3。例えば武御雷(※実は今回フェイス部は武御雷のそれです)。例えばディスティニーガンダム…etc。とりあえずキットを買って素組するものの(※一部されてないものもあり)、そこから「ヴェルトール・イドのバランス」に辿りつけずに挫折する、という事を何度か繰り返して来ました。
そんな折、AGE放映開始。
ふむ?敵方MSが結構線が細くてそれっぽいかもしれないなぁ、とか思ってたところに「ゼイドラ」登場。おお、このバランスはイドっぽい。これならイケるかも!と思いゼイドラ購入。ところがそれとほぼ同時期に「ギラーガ」の存在をキャッチ。え、なにこれむしろコイツイドそのものじゃん!これはイドを作れとガイアが俺にささやいているに違いない!とゆーことで改造を視野にいれて2つ購入。
そしてまずはギラーガを素組。確かにイドっぽい…が全体的なバランスを見るとイドっぽくない。むしろギラーガはファルシア等の女性型MSっぽいボディバランスなように思う。なので次はゼイドラを素組。これでもまだ足りない気がしたがギラーガよりはそれっぽいのでゼイドラをベースにギラーガパーツを移植する方向に。そして更に「イドと言えば長い足」とゆー持論の元、ガラッゾだがガデッサだかの余りである足パーツを移植。足の長さをゼイドラの実に1.5倍wくらいに延長。そこから更に数々の調整を施し、それっぽいパーツを移植し、時折プラ板・プラ棒・パテ等で微調整…して塗装して完成。とまあ一言でまとめましたがその間休止時期とかも含めて数ヶ月かかってるわけですが。でもまあ、やっとこ自分で納得できる「ヴェルトール・イドっぽいもの」ができたよーに思います。
ちなみに最後まで悩んだのがクリアパーツを赤塗装するかしないか。よりイドっぽくするならば塗装したほうが良いわけですがせっかくクリアパーツなんだからそのままにしたい気もする。このパーツ色がせめて別の色だったら赤系のクリア塗装って手もあったんですがねぇ。元々が緑だと赤のクリアを塗るとくすんだ色になってしまう。
最終的にはクリアパーツの緑をそのまま活かすことにしました。まあ「塗ろうと思えばいつでも塗れる」とゆー考えもあったわけですけどね。
そんなこんなでひとまず私の野望wは達成されたわけですが、それでもやはりちゃんとした純正のプラモとか出て欲しいのが本音。最近けっこーゼノギアス系を自作する人を見かけまし、是非スクエニは心を広くもって版権とか下ろして欲しいものですと同時にメーカーも積極的に動いて欲しいと思う次第です。
事象変異は強い思いが原動力。まずは強く願う事です。
参考:本作で流用した主なキット等
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HG 1/144 ゼイドラ (機動戦士ガンダムAGE)
そんなわけで本体はギラーガではなくゼイドラです。
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HG 1/144 ギラーガ (機動戦士ガンダムAGE)
とは言えギラーガも同じくらい使ってます。そして背面羽の都合上
ギラーガは2キット使ってるので注意。
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HG 1/144 GNZ-003 ガデッサ (機動戦士ガンダム00)
足パーツを流用。なので同型のガラッゾ、ガッデスでも問題なし。お好きなモノを。
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HG 1/144 AGE-1T ガンダムAGE-1 タイタス (機動戦士ガンダムAGE)
どこに使ってんだ!とか思われそうですがw 頭部のベース、腰アーマーとかです。とは言え余ってたから使っただけ。
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マブラヴ オルタネイティヴ 武御雷 Type-00R (ノンスケール プラスチックキット)
フェイス部を流用。これは逆に以前からイドのためのベースとして確保してたもの。